“この医師に聞きたい”シリーズ
インタービュー第1回
ねりま西クリニック 大城院長

医療法人 星の砂
星の砂グループ概要
 ●法人理念
私たちは、患者さんの人権を尊重し、患者さんとご家族との対話によるより良い医療を提供し続けていきます。
疾病の予防や治療を行い、高齢者の患者さんには、それぞれの生き方を尊重しながら 社会的・精神的サポートを行うよう努力します。
在宅医療・訪問看護・訪問リハビリテーションなど患者さんを総合的にサポートし、介護と連携を進めて行きます。
 ●星の砂グループ概要
クリニック一覧
訪問診療 訪問看護 訪問リハ 外来診療 通所リハ
医療法人社団 星の砂グループ ねりま西クリニック ねりま西クリニック(お問い合わせ窓口)
院長 大城 堅一
〒178-0062 東京都練馬区大泉町3-2-9
診療科目:内科/整形外科/リウマチ科/リハビリ科
★外来診療・訪問診療・訪問看護・訪問リハ・通所リハ
つばきクリニック 訪問看護ステーション星の砂(医療法人社団 星の砂)
〒178-00062 東京都練馬区大泉町3-2-9(ねりま西クリニック3F)
診療科目:訪問看護(医療・介護)/訪問リハビリ(医療・介護)
つばきクリニック つばきクリニック(医療法人社団 星の砂)
〒214-0012 神奈川県川崎市多摩区中野島1655-1
診療科目:内科/整形外科
★訪問診療・訪問看護
クリニック理念
○地域に貢献する医療提供
○在宅医療と介護の推進
○患者さんの意思を尊重する医療
○医療と介護を通じた地域づくり
クリニック事業展開
平成19年10月
平成22年4月
平成22年10月
平成23年1月
平成23年3月
平成23年6月 おおしろクリニック 開設(神奈川県高座郡寒川町)
医療法人社団 星の砂 設立
つばきクリニック 開設
ねりま西クリニック 開設(練馬区 継続、運営者変更)
東京都 医療法人設立申請予定 7月認可予定
おおしろクリニック移転(神奈川県寒川町小谷【コヤト】)
★診療方針
患者さんが安心できる、「身近なかかりつけ医」を目指しています。
皆さんが健康で充実した毎日が送れるようにサポートいたします。
当院では一人ひとりのお話を丁寧に聞き、最善と思われる方法をお答えいたします。
院外での勉強会への出席だけでなく、院内においても勉強会やカンファレンスを開き、 全員で向上することに努めています。
患者さん、ご家族の方への診療方針の説明と同意を大切にしています。
どのようなことも、まずは患者さんと当院との信頼関係の上に基づくと考えています。 スタッフ一同、気兼ねなくご相談いただける雰囲気づくりを心掛けています。
★訪問診療
1) 患者さんやご家族、また、連携する病院や介護事業者との十分なコミュニケーションをとりながら、24時間365日、安心してご自宅・施設での療養生活が過ごせるようサポートいたします。
2) 最期をご自宅で過ごされたい方もご安心ください。
できる限り苦痛を抑え、有意義な毎日が過ごせるようお手伝いいたします。
3) 協力医療機関を地域ごとに整備し連携体制をとっています。
万が一入院が必要となった場合でもスムーズに対応できます。
4) 当クリニックの看護師による訪問看護も実施しています。
★通所リハビリテーション
身体に障害をもつ(高齢者での)など機能低下により、日常生活や社会生活にいろいろな困難が生じます。そうした困難を持つ人々が人間らしく生きられるよう、様々な方向から援助する全ての過程が 「リハビリテーション」です。
生活リハビリテーション他、各プログラムを通し、職員一同心のこもったケアを提供させていただきます。高齢者を対象とした「機能回復/維持・増進」を目的としています。
★訪問看護と訪問リハビリテーション
【訪問看護】
病気や障害で在宅看護を必要とする方が、住み慣れた地域や家庭で安心して療養生活が送れるように、看護師が定期的に訪問し、必要な処置や指導をおこなっています。
【訪問リハビリテーション】
訪問リハビリテーションは、ご家庭に直接リハビリの専門職が訪問いたします。
自分でできることを増やし、寝たきり状態を防ぎ、生活範囲を広げ、快適で豊かな生活を送ることができるように支援を行います。病気や障害で在宅看護を必要とする方が、住みなれた地域や家庭で安心して療養生活が送れるように、看護師が定期的に訪問し、必要な処置や指導を行っています。

医療法人社団星の砂 理事長
ねりま西クリニック 院長
大城 堅一
平成3年 浜松医大卒業
平成9年7月 東京警察病院勤務
平成19年9月 おおしろクリニック開設・在宅療養支援診療所届出
【資格】
日本整形外科学会認定専門医
日本整形外科学会認定リウマチ医
日本整形外科学会認定スポーツ医

今回は第1回の“この医師に聞きたい”のインタービューとして東京都練馬区を中心として、在宅医療を通して地域医療に貢献する大城堅一医師にご登場頂きました。これまでの経緯と開業したいきさつについて普段は聞けないような内容までお聞きし、お答え頂きました。医師のキャリアを考える上で参考になる部分を是非、お聞きください。

Q.開業しようと思ったきっかけは何でしょうか?


ある程度、勤務医としてやってきて、そろそろ、時間的なこと、マネジメント面も含めて自分のやり方でやってみたいと思ったことでしょうか。オーナーとして診療にあたることでどうなるのかを知りたかったということが大きいです。


Q.現在、行われている在宅医療が、これまでの医療と違うところはどこでしょうか?


病院などの医療施設とは違って、患者さんの生活優先か、治療優先かの違いでしょうか。
当然、在宅医療はできることに限りがあるので生活優先となります。


Q.在宅医療の将来はいかがでしょうか?


これからの在宅医療は、当分、将来性がある分野です。医師としての立場から言うと、これからもっと多忙になると思います。但し、2025年のピークが過ぎた時点でどうなるのか?そこはよく考えていかないといけないと思います。


Q.在宅医療を進める上での注意点は何でしょうか?


診療を進める上で、最低限のエビデンスを取ることが大切です。
在宅医療は、新しい医療なので、臨床経験はなくても進めていくことが可能です。
しかし、思いだけで進めることはリスクが伴います。ある程度、全分野においても 勉強が必要です。しっかりとしたトレーニングを受けて、自信を持って診療にあたれる ようにする必要があります。


Q.在宅医療ではどのような医師、医療人が求められているのでしょうか?


臨床現場では、病院とは環境が異なります。ある程度の自己決定能力、判断力が必要とされます。これには、自立した知識と経験が必要になってきます。「様子を見ましょう」という言葉よりも、ある程度の明確な指示が出来る人が必要とされます。
また、看護師についてもそれは同様です。指示待ちというよりは、自立して、積極的に診療にあたっていこうという人は仕事がやりやすいです。その為には覚悟と責任を持ってやれるかが重要です。


Q.医療法人社団 星の砂の目指すところはどこでしょうか?


今の課題は、やはり24時間体制をしっかりと機能させることでしょうか。切れ目のない医療は一番大切だと日々感じています。またそのためにも、24時間体制を維持していくには、医師・看護師も含めてある程度の人員配置が必要です。連携も含めて、十分な規模も必要になるでしょう。


Q.医療法人社団 星の砂が他の病院・クリニックとは大きく違うことは何でしょうか?


テレビなどで見られることと少し違うと感じるのは、在宅医療は何もしないと思われがちです。しかし、当医療法人では、最低限の治療はしっかりと行うということです。 そして、治療をしつつその中で生活レベルの維持をする。家族の満足度を高める為に 説明しながらの治療を積極的に行っています。


Q.医療法人 星の砂で勤務することで得られる経験、得することは何でしょうか?


オーソドックスな在宅医療で行う診療は全て行うことができます。内科、整形外科、皮膚科、漢方、緩和ケア、そしてデイケア、訪問看護ステーション、訪問リハビリ、居宅介護支援事業所も併設しています。医師が最も苦手とする介護保険全般を現場で見ることができるので独立開業への足がかりとしても経験を積むことができます。

大城院長、インタービューへのご回答ありがとうございました。
ドクターズキャリアプレスはこれからも多くの医師の方にインタービューを行い、医師のキャリア形成にとって最適な道をご提案していきます。今後とも、お楽しみにお待ちください。